ワクワク! クラシック音楽の泉

堅苦しいけど奥深い「クラシック音楽の世界」に新しい出会いを求めて日々活動中。名曲(迷曲)、名演(迷演)、珍曲の発見など、個人的にワクワクしたことを綴っていきたいと思います。

新しい使用方法を発見する 。

自分には集中力が足らない。

例えばカフェで本を読んだり考え事をする時、周りの音が気になってしまうので、それを消すためにイヤフォンで音楽を聴いたりすることが必須。

そうすると今度は音楽が気になって、というか聞き入ってしまい・・

結局本業に集中できない。

 

いつも行く図書館のCDコーナーに立ち寄る。

もちろん物色するのはクラシックコーナー。

そして落語コーナーにも少し。

 

その他に何があるのか、と一通り巡った時「効果音」というものを見つけた。

森の中の鳥の声、街中の雑音、今の季節に最適な怖いお化けが出るときの恐怖の音など、マニアックなものがいっぱいあってなかなか面白い。

ラジオドラマのBGMなどには使えるが、さて、その他にはどういう使い方があるだろうか。

電話の通話中、背景に流してさまざまな所在地を作り出すという「アリバイ作り」には使えるかもしれない。

 

なにかひとつ、どんなものだろうか、ということを知るために

海岸の波の音が1時間ほど収録されたCDを借りて、部屋で流してみた。

普段の部屋が海辺の素敵なリゾート地に変わる・・・

わけでもなく、ザーッという雑音が大きくなったり小さくなったり。

 

明確な目的もなくとりあえずスマホに入れてみたが。

 

その後のこと

カフェに行った際、いつものように周りの音消しが欲しいと思い、最適なものを探していたのだが、あの波の音を思いつきで流してみた。

 

これがなかなか良い!

 

良い、というのは、カフェが「海辺のカフェ」に変わったというわけではなく

周りの音を見事に中和してくれたのである。

音楽でもないし、物事に集中できる。

これは新しい発見だった。

 

そして今では、森の中の鳥の鳴き声が入ったものなど、いろいろ借りてきて試してみたのだが

自分にとっての一番は滝の音。

 

波は寄せては返すので強弱があるが

滝はとにかくザーッという一定の音が1時間も流れ続ける。

まさに雑音そのものなのだが。

 

最近、現代音楽の世界でもマックス・リヒターがSleepという眠りのための音楽を作ったりしているので、今後カフェで聴くのに最適な音楽というのも出てくるかもしれない。

マックス・リヒター「sleep」の一部(全曲約8時間)。寝苦しい夜にいいかもしれない。


Max Richter - Dream 3 (in the midst of my life)