いい音楽は時代を経ても残り続ける ベートーヴェン/エリーゼのために
「フリードリッヒ・グルダ アンコール」より
今年も甲子園での高校野球観戦に出かけた。
テレビでも全試合見ることはできるが、いくら好きでもずーっと一日中、家の中でテレビを見続けることができない性格。
ならば、敢えて一日中しかない環境に身を置いてしまえばいい。
しかも目の前で、ライブでドラマチックな展開が繰り広げられることにワクワクする。
そして
気温がこんなに高い中でやっているのか。
風はこんなに強く吹いているのか。
この打球は外野手の頭上ギリギリ越えそうだ。
あのランナーと3塁コーチャーの動きはスクイズをしかけてくるのでは。
などなど、様々な情報が入ってくる。
アルプススタンドの応援も、テレビ以上に強烈なインパクトである。
最近はブラバンが注目されていて演奏する応援曲を集めたCDが出たり
「美爆音」という言葉も作られたり。
応援曲もスタイルが変わってきた。
選手ごとに変わるテーマ曲から、攻撃中はメドレーで途切れなく演奏するスタイルも多くなっている。
畳み掛ける感じが攻撃に拍車をかけるような感じがする。
でも演奏される曲は、まだ大部分は聴きなれた昔の曲のようだ。
私のはおなじみだが、選手もブラバンのメンバーも生まれる前、昭和に流行っていたような曲。
いわば応援曲の「クラシック」だ。
「狙い撃ち」。
これも定番曲だが、以前、テレビで山本リンダが歌っている昔の映像を私の子供が見て固まったようなっていたことに笑ってしまった。
私自身も当時は相当なインパクトを受けたのは間違いがない。
でも、やはりいい曲が残っているのだな、と思う。
アニメの主題歌や歌謡曲
というのも古い言葉だが
そればかりではないけど、少しはクラシック音楽も採用されている。
今回、実際に甲子園で聞いたのは「ウエスト・サイド・ストーリー」のマンボ。
作新学院の試合での応援。
ミュージカルではあるがクラシック演奏会でも演奏されるのでクラシック音楽に分類してみる。たしかにノリがいいのでありだ。
ビックリしたのは「エリーゼのために」。
これも作新学院だ。
あの誰もが知る、有名な曲がアップテンポにアレンジされて雰囲気が全く違うものになっていたが、これもなかなか面白かった。
他にもまだまだあるかもしれないが、クラシック音楽からもどんどん採用して欲しいし、アルプススタンドで響いて欲しいと思った。
3塁側アルプススタンドの作新学院応援席