ライブ映像は客席も気になる シューマン/交響曲第1番 「春」
バーンスタイン指揮
1984年10月5~22日 ウィーン楽友協会
バーンスタインが指揮する映像はたくさん残っている。
そしてどれも見ごたえがある。
今ではブルーレイが主流なのでDVDはほとんど見る機会がないが、久しぶりに彼の指揮姿を見たくなった。
演奏しているウィーン・フィルのメンバーも若い。
オッテンザマーやシュミードルなど懐かしい姿を見るだけでも価値がある。
一度も生でその姿を拝むことができなかったバーンスタイン。たくさんのライブ映像を残してくれたことに感謝。
当時はフィルム収録。映画と同じ。
ステージ上、オケの中にバーンスタインを前面から捉える大きなカメラが設置。
しかもカメラマン2人係りで撮影していることがわかる。
今では小型の無人カメラで気にはならないが、こんな大きな物体があるのは観客はもちろん、演奏する側も相当気になったことだろう。
いつも熱く指揮するバーンスタインの姿にくぎ付けになるのだが
その後ろ映る客席も気になる。
女の子座っているのだが
あくびしたり、お鼻をホジホジしたり。。。
こうやって後世まで残ってしまうのは、とても怖いものだ。
でも名札が付いているわけではないから、親戚知人でない限りはわからないかもしれないけど。
まあ、私はコンサートで選ぶ座席はいつも安席ばかりなので、そのようなことは無いと思うが。
ああ、サントリーホールのP席なら危ない。
でも、この女の子に対しては
そんなことより
こんないい席で生バーンスタインを聴けたなんて
本当にうらやましすぎるのだ。
いいなぁ。
※※ウィーン・フィルの記録によると、10月13日にTVコンサートと銘打った公演が行われた記録があるので、映像はその日の模様と思われる。
翌14日には青少年を対象としたジュネス・コンサートが開催された。
映像でも若年層の観客が多く見受けられるので、TVコンサートも青少年教育に力を入れていたバーンスタインの思いがあるのかもしれない。