スマホ・アプリで名曲発見 リムスキー=コルサコフ/交響曲第3番
ネーメ・ヤルヴィ指揮
エーテボリ交響楽団
1987年5月収録
(リムスキー=コルサコフ交響曲全集より)
スマホ・アプリ「Spotify」にもクラシック音楽があって、無料のプログラムだと
様々なテーマから選んだものに合わせて短めの曲が次々流れてくる。
この手のアプリは使うことがなかったのだが、一度試しに使ってみたところ
なかなか良い。
ちょっとした時間で聞き流しをするとき主に使用。
でも驚いたのは、結構構マイナーな曲が多く流れてくること。
「なかなかいい曲だけど何だろう?」
と思って曲名を見たら、リムスキー=コルサコフ/交響曲第3番の第3楽章。
「シェエラザード」の一発屋みたいな作曲家だけど交響曲を3曲生み出している。
この第3番はロシアの香りもあまり感じず、また「シェエラザード」のようなオリエンタルな雰囲気もない。どちらかというとシューマンやシューベルトといったドイツ系の雰囲気。「グレイト」にも似た静かな序奏から盛り上がる第1楽章、第2楽章スケルツォはイキイキとしたテンポの中に素敵なメロディーが織り交ぜられ、第3楽章はゆったりしたノスタルジックな曲。もしかしたらここはロシアを感じさせる箇所かもしれない。最後の第4楽章は雄大に華やかに鳴り響き、幕を閉じる。
知らない曲と出会うのに「Spotify」は使えるな、と発見、大きな収穫に。
ちなみに他の2つの交響曲は、交響曲というより交響詩の様相で、特に第2番「アンタール」は「シェエラザード」と似ていて、聴き比べすると面白い。
なかなか生で聴く機会はない曲、でもいい曲なので、どこかのオケで演奏してくれないですかね。
このCDで指揮するのネーメ・ヤルヴィなら実現可能かも?
今回もN響でトゥビンを取り上げてくれたし。
期待しよう。