ワクワク! クラシック音楽の泉

堅苦しいけど奥深い「クラシック音楽の世界」に新しい出会いを求めて日々活動中。名曲(迷曲)、名演(迷演)、珍曲の発見など、個人的にワクワクしたことを綴っていきたいと思います。

アルペンホルンを生で聴いてみたい L.モーツァルト/アルペンホルンと弦楽のための田園風シンフォニア

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アルペンホルンのための協奏曲集

指揮:ウルス・シュナイダー

演奏:カペラ・イストロポリーナ、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団

アルペンホルン:ヨジェフ・モルナル

録音:1987年5月 ブラティスラヴァ・モイゼス・ホール

 

ミュンヘンからザルツブルクへ向かう列車内。

景色をぼーっと眺めていたら、アルペンホルンの音色が聞こえてきそうな風景が次々と現れ始める。

 

アニメ「アルプスの少女ハイジ」のオープニング。

あのアルペンホルンがゆったりと響くような景色である。

 

アルペンホルン。

私は実際に生で聞いたことはないようだ。

あのながーい図体からどれだけの音量が出るのだろう。

そんなことを想像するとワクワクしてしまう。

 

モーツァルトの父、レオポルドが作曲した作品にアルペンホルンが登場する。

厳格な指導で息子をたたき上げた彼が、アルペンホルンの曲を作っていたとはちょっと面白い。

 

そもそも音程を変えるバルブが着いていないので音程操作は口元だけになる。複雑な音型はなかなか大変だろう。

それにあの長い管。相当息を吹き込む必要があるだろう。

そして音が出るタイミングも少し遅れて出るのでは。

と、いろいろ想像してしまう。

 

この曲のアルペンホルンのパッセージは、やはりそんなに長くしていない。

が、意外に音程の変化がある。

きっと演奏者は、顔を真っ赤にしてテクニックを駆使しているのではないか。

 

でもアルプスのあの景色の雰囲気が醸し出されてなかなか楽しい。

 

実演で聴いてみたいものだが、ステージ上、アルペンホルンのために、前部は相当なスペースを確保する必要があるだろう。それを想像するだけでワクワクする。