ワクワク! クラシック音楽の泉

堅苦しいけど奥深い「クラシック音楽の世界」に新しい出会いを求めて日々活動中。名曲(迷曲)、名演(迷演)、珍曲の発見など、個人的にワクワクしたことを綴っていきたいと思います。

音楽であふれる「夢と魔法の国」へ

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ディズニー・スペクタキュラー
(邦題:ディズニー・ファンタジー・ワールド)
演奏:シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル
録音:1988年12月18日 シンシナティ・ミュージクホール
 
久しぶりに「夢と魔法の国」東京ディズニーリゾートへ行ってきた。
子供がまだ小さい頃は時々連れて行ったこともあるが、そんな時代はもうとっくに過ぎてしまった。
棺桶までの距離のほうが、近くなってしまっている。
 
ここは「今の季節がいちばんいいな」と改めて思う。
そう「クリスマス」である。
 
クリスマスの飾り付けがあちこちに施され、夜はイルミネーションがキラキラと輝く。パーク内が一番華やか。海に面した立地なので結構寒い。本当に寒いが、何故かあのキラキラが寒さに勝るのである。
 
パーク内も凄い人出。
ラッシュ時の新宿駅の通路みたいになっている。
朝の新宿駅は本当にカオスである。日本で、いや世界で一番乗降客が多い駅。混んでいる中、眉間にシワを寄せながら我先にと歩みを進めていく人の流れ。
毎日この流れに巻き込まれているのに、ここでの人の多さになぜか驚く。
 
ただ、新宿駅と違うのは、人々の表情だ。
眉間にシワは寄っていない。みんなニコニコ楽しそうである。
季節柄カップルが多い。
本当に多い。
手をつなぎながら、肩を寄せ合いながら歩いている。
 
「そんなにまったり歩かれると、困るんだよね。こっちは先を急いでいるんだよね〜」
という、うらやましさの反動による気持ちを押し殺し
眉間にシワ寄せる、新宿駅と変わらないままのオジサンであるのに気が付き、悲しかった。
 
でも、ここに来るとワクワクしてしまうのは、音楽の効果が大きいと思う。
 
ディズニー映画は音楽が重要な要素で切っても切れない関係。
アナ雪(アナと雪の女王)だって映画だけでなく曲があんなにヒットした。各映画とも印象的に使われて、それが素敵な曲ばかり。
 
映画オリジナル曲ではなく、クラシック音楽も映画「ファンタジア」で使用された。
デュカスの魔法使いの弟子や、ベートーヴェン の田園などがそうだ。
 
昔からの愛聴版がこのディスク。
これを聞くと汚い自分の部屋がディズニーリゾートになったような気がするのである。とにかくヘビロテさせて聴いていた。
 
演奏はプロ・オーケストラのシンシナティ交響楽団のメンバーで構成されているシンシナティ・ポップス・オーケストラ。間違いなくクラシックを演奏する機会が多いだろうがこのような曲でも素晴らしく楽しく演奏をしている。
 
アメリカは他にも、ボストン交響楽団を母体とするボストン・ポップス・オーケストラが有名で、名指揮者アーサー・フィードラーはたくさんの演奏を残している。彼らのディズクがクラシック音楽を好きになるきっかけになったという方もいる事でしょう。
しばらくCD棚の奥のほうに追いやられていたこのディスク。久しぶりに引っ張り出してみた。
 
音楽ではないけれども、今年の夏、ディズニーシーにできたニューアトラクション「ソアリン」。これにも乗ることができたが、これは凄い。
本当に凄い。正直久しぶりに感動した。
今の技術ならではのアトラクションだ。
あまり多く書いてしまうとネタバレでこれから乗る方の楽しみがなくなってしまうが、臨場感は凄い。まだ凄い行列だが価値はある。
 
実は、夏にできたときから「ソリアン」「ソリアン」と呼び続けていた。ディズニーに行く前日に知人からの指摘で「ソアリン」であるということが発覚。
「ソリアン」の方がしっくりきませんか?
「ソアリン」はなんか柔らかくて落ち着きがない響きに感じるのだが。
でもなんで「ソリアン」になってしまったのか?不思議。。。
「ソリアン」・・「ソリアン」・・
「メリアン」・・「メリアン」・・
ああ、夏にカラオケで「メリーアン」を歌っていたからか?
ということにしておこう。

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東京ディズニー・シーの「カラー・オブ・クリスマス」は今年で見納め。