ワクワク! クラシック音楽の泉

堅苦しいけど奥深い「クラシック音楽の世界」に新しい出会いを求めて日々活動中。名曲(迷曲)、名演(迷演)、珍曲の発見など、個人的にワクワクしたことを綴っていきたいと思います。

お正月気分から緊張感を持って、気持ちを切り替え

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ヨハン・シュトラウス2世作品の編曲

ピアノ:コンスタンティン・シチェルバコフ

 

お正月気分もそろそろ終わりにしなければ。
国際情勢は先に書いた、映画のような逃亡劇よりも、中東でのキナ臭い「まさか戦争になるのでは」という深刻で緊迫した事態に。

そちらのほうが深刻とは思うのだが、報道は逃亡者のことに対する比重がかなり大きい。

日本へ来る石油の約8割が通ってくるというホルムズ海峡。

ここが通行できなくなると一体はどうなってしまうのか。

というほうが個人的には不安過ぎて仕方がない。
例の脱出劇はコントラバスのケースではなかったらしい。

これでコントラバス奏者も一安心か?
さて、ウインナ・ワルツが耳に入る比率が極めて高まる年始に辛口のワルツを聴く。
有名なヨハン・シュトラウスの曲は、有名なだけに様々な編曲バージョンが存在する。

今回のディスクでマックス・レーガーという作曲家が編曲したピアノ版。

オルガニストとしても有名だったが、編曲作品でも有名になり、ショパンシューベルトの曲を多く編曲している。

インプロヴィゼーションとあるように、即興的なアレンジで、踊るためのワルツには程遠いが、お正月気分をガラっと変えるにはちょうどいい、辛子の効いた音楽がなかなかいい。

美しく青きドナウ」は必ずニューイヤーコンサートで流れるので毎年1回は聴く名曲である。オーストリア第二の国歌とも言われ、ウィーンでは年明けのカウントダウンとともに町中でこの曲が流れ、人々は踊る。
ウィーンの年越しは静かなイメージだが、「美しく青きドナウ」と合わせて花火はあちこちで上がり、爆竹は鳴り響くしで、意外にもやかましいのである。

日本は長いお休みだったが、海外は大盛り上がりする年越しの後、お休みはせいぜい元旦だけ。翌日は仕事に取り掛かる、ということが多いらしい。

切り替えが早い。