ワクワク! クラシック音楽の泉

堅苦しいけど奥深い「クラシック音楽の世界」に新しい出会いを求めて日々活動中。名曲(迷曲)、名演(迷演)、珍曲の発見など、個人的にワクワクしたことを綴っていきたいと思います。

2020年はベートーヴェンを全部聴く。2月分報告

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モーツァルト/アヴェ・ヴェルム・コルプス

指揮:ラファエル・クーベリック

合唱:バイエルン放送合唱団

演奏:バイエルン放送管弦楽団

録音:1973年

 

ベートーヴェンの標題にいきなりモーツァルト

なのですが

表題のプロジェクト

2月も漏れなく、忘れず、毎日聴き続けました。

 

プロジェクトを進めるうえで、2月の一番大きな出来事は

「ウィーンへ行ったこと」

ベートーヴェンが活躍し、名作を残し、今も眠るウィーン。

ウィーンで毎日、ベートーヴェンの作品を聴くことになる。こんな機会はない。

 

今回は仕事ではなく、100%プライベートなので、時間も100%自分の思うがまま。

とにかくベートーヴェン尽くしの旅にするのが目的。

お墓参りなど、ゆかりの地巡りはもちろん、ベートーヴェンの作品も鑑賞した。

 

ゆかりの地巡りは、これまで行くことができなかったウィーン郊外の街「バーデン」へ行けたのが大きな収穫。

「バーデン」という名の通り、温泉保養地で、昔からいろいろな芸術家が療養を兼ねてやってきた。

 

ベートーヴェンは、というと、ここに居を構え「第九」の大部分を作曲したのである。

ウィーンのオペラ座近くから電車に揺られること約1時間。バーデンに到着する。

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電車を降りると、微かに硫黄の匂いが漂う。ヨーロッパ調の街に漂う硫黄臭。

「硫黄臭はやっぱり日本の温泉街の風情のほうが合うなぁ」

と思いながらベートーヴェンの家へ直行。

いま、その家は博物館となっている。

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ゆかりの品などの展示はあまり多くなかったが、最新技術を使ったデモンストレーション

例えばビデオ収録された演奏会(現代のもの。バレンボイム指揮のシュターツカペレ・ベルリンだったが)の音声と合わせて、自筆譜

これが正直、達筆ではないから、よく音符が拾えるな、と思うほどよくわからないのだが

自筆譜上に「いまここが演奏されているのですよ」

と表されるものはなかなか興味深いものであった。

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ここで人類の遺産、といってもいい「第九」ベートーヴェンは温泉に浸かりながら、硫黄臭を嗅ぎながら作曲したと思うと、とても感慨深く感動した。 

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本当は自分も「温泉に入ってベートーヴェンの気持ちになってみよう」

と思ってはいたのだが、ヨーロッパの温泉の温度は日本と比べるととても低い。

約28~36℃

以前、ドイツの「バーデンバーデン」でも入ったことがあるが、ぬるくてぬるくて風邪ひきそうで、ミストサウナばっかり入っていたことを思い出した。

今、風邪ひいて「ゴホゴホ」するのは、とてもまずい風潮なのである。

 

バーデンにはベートーヴェンだけでなくモーツァルトもやってきた。

傑作「アヴェ・ヴェルム・コルプス」は、奥さん「コンスタンツェ」の療養に関わった、バーデンに住む合唱指揮者に対して贈られた曲という。

「第九」とは真逆のような、優しいハーモニーは心の中を浄化させてくれるようだ。

 

2月は29作品を聴いた

op.18-3「弦楽四重奏曲第3番」から

op.38「ピアノ三重奏曲」まで

1800年から1803年頃の作品が中心で、交響曲第1番・第2番やピアノ・ソナタ「月光」、ヴァイオリン・ソナタ「春」など、名作が登場。

充実のナインナップを楽しみました。

 

3月も始まりました。

コロナ・ウィルスに負けずに聴き続けます。