ワクワク! クラシック音楽の泉

堅苦しいけど奥深い「クラシック音楽の世界」に新しい出会いを求めて日々活動中。名曲(迷曲)、名演(迷演)、珍曲の発見など、個人的にワクワクしたことを綴っていきたいと思います。

熱中症予防には充分な水分補給を。 ワーグナー/歌劇「タンホイザー」

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ワーグナー/歌劇「タンホイザー

指揮:ヴォルフガング・サヴァリッシュ

演奏:バイロイト祝祭管弦楽団

タンホイザー:ヴォルフガング・ヴィントガッセン、ヴォルフラム:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウエリザベート:ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス 他

録音:1961年8月3日 バイロイト祝祭劇場

先日紹介した、バイロイト音楽祭の初日の模様。

インターネット経由でスタンバイしたものの規則正しい生活ゆえ

(我ながら素晴らしいが)

途中、眠さが襲ってきて、第1幕のみ、何とか聴いた。

 

なかなかいい演奏だった。

演出も期待通り(?)奇抜なものだったようなので、今後テレビで見るのが楽しみ。

NHKでもやってもらえるようだ。

 

バイロイト祝祭劇場は冷房設備がない。

最近の異常気象のおかげで、昔と比べて相当過酷な暑さでの鑑賞となっているだろう。

 

以前、幸運にもバイロイト音楽祭を鑑賞する機会があったが、

ドレスアップ度がかなり高いレベルの音楽祭だと思った。

明るい日差しの中で紳士淑女の素敵ないでたちは、夜に見るのと比べて、さらに目に焼け付くように眩い。

 

祝祭劇場内では、タキシードでキメている紳士も徐々に上着を脱ぎ始め

そしてネクタイも外し、シャツの第1ボタンをはずしにかかる。

扇子で激しく仰いている方も多い。

 

日本より湿度が低いのが救いかもしれないが

このすざましい環境下で、あのワーグナーを!

1幕あたり1時間から2時間近く!!

静かに、じっと堪える必要がある!!!

 

大丈夫か??

 

熱い環境においては、熱中症が心配になるのだが

そうならないためには、なによりもまず水分補給である。

劇場内には飲食物は持ち込めない。

だから休憩中にとるのだが、あまりにガブガブとりすぎると今度はトイレが心配になる。

もしトイレに行きたくなったら大変である。

祝祭劇場は座席通路がとても狭い。

そして劇場の端から端まで座席がつながっているので、

万が一、非常事態の場合は、自分の席から扉まで

同じ列のお客さんすべてに

次々立ってもらいながら移動する必要がある。

すごく心配性な私。。

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【もう上着を脱いでしまっている人も多い】

そしたら適度な水分量バランスはどのくらいだろう?

 

最初、結構悩んで控えめに補給したが、汗を相当かくためだろう

休憩中にでさえトイレに行こうとは思わなかった。

長い公演にもかかわらず、行きたくなったのは1回だけだ。

 

こうなると、翌日の公演では

「もうちょっと飲もう」

とだんだん多めになる。

それでも大丈夫だった。

 

あくまでも、個人的な感想です。

人により、体は異なるわけで。

 

水分の代わりにアイスクリームを食べたりした。

これは大変な人気で行列ができるほどで、体を冷やすためにはいいかもしれない。

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【アイスクリーム屋さん。おいしい!】

でもやはり対策は休憩時に、

(それも開演前。休憩は1時間もあるので)

行きたくなくても必ず毎回トイレに行くこと。それだけでも鑑賞中は気分的に安心である。

 

あと、日本の薬局で売っている、ひんやり感じる汗拭きシートは大変重宝した。

(海外ではお目にかかったことがないので、出発まえにぜひ)

 

隣に座ったの外国の方から「それはなんだ?」と聞かれたので

差し上げたら大喜びしていた。

休憩ごとに「ちょうだい」と言ってくるほど。

日本製品のすばらしさを宣伝しておいた。

 

 

  ※聴いたディスクは、昔の公演のものだが、豪華なソリスト陣が素晴らしい。

音質も良く、臨場感もあり聴きごたえある。